こんにちは、雲です。
最近、ちょいちょい裁量手法を検証しておりましたが、よさそうな手法を思いつきましたので、そのうちの一つをシェアしたいと思います。
上のチャートは、EURUSDの5分足です。通貨ペアはなんでもいいです。
紫のラインが200SMAで、緑のラインが100SMAです。下のインジケーターは、ストキャスティクス(9.5.5)です。
ルールはいたって簡単。ショートの場合、100SMAが200SMAを下抜けしたはじめの方で、ストキャスが70~80ラインあたりでクロスしたらエントリー。損切は、入った波の少し上部で、利確は損切幅の3倍。ロングならこの逆。こんな感じです。
ざっくり説明しましたが、各パートで細かい取り決めが必要です。
まず、100SMAが200SMAを下抜けしたはじめの方、のはじめがどれくらいはじめかというと、この手法は、転換の初動を狙うロジックになりますので、基本はSMAがクロスした後の最初のストキャスのクロスのタイミングだと考えて下さい。あと、ロウソク足がMAから離れすぎてはダメです。あくまでMA付近でクロスした場合です。
次に、ストキャスのクロスですが、クロスした位置が浅いのはダメです。80.70ラインまで深く入ったところでクロスした場合を採用します。
そしてここが大事なところですが、損切金額が毎回一定の金額になるように都度ロット調整します。毎回、エントリー位置から損切位置までのpips幅が違いますので、エクセルなどで計算式を作って、その都度ロット数を決めます。いくら勝率が高くても、たまたま負けたときに限って損切りが大きくなる場合があったりしますので、そういったコントロールできない不利な状況をなくします。資金管理は大切です。
利確は単純に損切幅の3倍とって、損小利大のトレードにします。ちなみに、フィボナッチリトレースメントを上手に使えば簡単に損切幅から利確の位置を出せますよ。
だいたいこんな感じですが、あとは長期間検証して細かい設定をブラッシュアップして自分なりの体系化をはかります。以上です。
私もそんなにしっかりと検証したわけではないので、はっきりとは言えませんが、ちょっとやってみた感じ割と勝率がよかったです。仮に勝率が50%だとしても、損益率1:3ならかなり良い成績になると思います。
しかし、私は夜8時以降しかトレードできませんので、限られた時間で勝率が自分に有利に傾くかはまるっきり運にまかせるしかありません。なので実用は難しいと早々に判断してあっさり検証を止めました。
もし、トレード時間を長くとれる人で、この手法に興味をもたれた方は一度検証してみてはいかがでしょうか。